建築設計図書作成ポイントと各図面に記載すべき事項の一覧
スポンサード リンク
1. 表紙
発注者、工事名称、管理ナンバー、日付、社名を記載し、工事が複数ある場合は、それぞれの工事について表紙を作成する。
日付は設計完了日(図面説明日)とする。
2. 特記仕様書
共通仕様書、一般仕様書以外に付記事項が必要な場合に作成する。
仕様書に記す項目番号は、「公共建築工事標準仕様書」に対応させ、プロジェクトにあわせて必要のないものは削除する。
3. 図面リスト
設計図書に含まれる図面一式の図面番号と図面名称を記入する。
4. 面積表
求積図、面積計算表、面積表を含むもので、以下の条件等を確認する。
- 建築面積
- 延床面積
- 各階床面積
- 容積対象面積
- 容積対象外面積
- 用途別面積
- 共用面積
- 専用床面積
- 緑化面積
5. 敷地面積表
敷地境界点、敷地境界線を記入する。
6. 付近見取図・配置図
7. 仕上表
外部、内部それぞれに作成し、略語を用いて簡略化できる単語は、「略語凡例表」を作成し適用する。
また、必要なものには「防火材料認定番号」「耐火被覆の仕様」「断熱仕様」「吸音材の仕様」等を記入し、排煙緩和規定、消防法などの基準に適合することを確認する。
近年では、シックハウス対応材料の確認も必要です。
8. 平面図
各階を一定高さで、水平切断し正射影したもので、設計寸法、施工寸法を含んだ間取り、動線を表す。
縮尺は1:50,1:100,1:200,1:300を原則とします。
また、平面図一式は、屋上平面図、ピット平面図を含むものとします。
9. 立面図
外壁各面の外観形状、仕上材料、開口部、建具、目地などを表し、陰影等の表現は必要ない。
10. 断面図
建物、建物内部の断面構成を図示し、階数、階高、地盤形状などを表す。
11. 矩計図、矩計詳細図
主として、建築物の外装仕上げを表すもので、縮尺は1/50、詳細を表す場合は1/20を基準とする。
12. 階段詳細図
階段平面詳細、及び断面詳細を原則として縮尺1/50で表す。
13. 平面詳細図
住戸部や共用部、コア部分など平面図だけでは十分な表現が難しい部分の納まりを示し、縮尺は1/100,1/50,1/20を基準とする。
14. 断面詳細図
住戸部や共用部など矩計図だけでは十分な表現が難しい部分の詳細を示し、縮尺は1/50,1/20を基準とする。
15. 標準詳細図
目地や断熱範囲、タラップ、手すり、機械基礎、パラペット、エクスパンション部分など、当該工事について共通する仕様を表し、特別の場合を除いては共通詳細図にある図から必要部分を選択適用する。
縮尺は1/10,1/10,1/5を標準とする。
16. 天井伏図
天井面形状、設備器具、天井仕上などを表す。
17. 展開図
天井高、開口高、建具開き勝手などを表すもので、各面を時計回りで図示していく。
18. 建具キープラン
平面図にレイアウトされた建具それぞれに呼出符号を割り当てる。
19. 建具表
20. 外構図
施設配置、舗装、植栽計画、雨水排水計画、外構詳細を表す。規模によっては、それぞれの計画を別のシートで作成する。
and more
・見積要項書
・サイン計画
・キッチン
・洗面化粧台
・ユニットバス
・昇降機
・機械式駐車設備
・ガラス区分
・断熱区分
・ゴンドラ設備
スポンサード リンク