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大阪の郊外、アスファルトと緑の境界線に安藤忠雄が設計した光の教会はあります。十字架が刻まれた小さく無表情な建築に向かって勾配のきつい坂をのぼりコンクリートの狭間にむかいます。無機質なコンクリートの交点が教会の入り口。入り口から教会を覗くと薄暗いコンクリートの壁の先にぼんやりと小さなオルガンが見える。アプローチを終え振り返ると緩やかな勾配に整然と並んだ深い茶色の長いす、聖書のおかれた小さな机、その先に静かで圧倒的な存在感のある光の十字架が見えます。20センチくらいのスリットから礼拝堂の中央を貫くように落ちていた光もいつの間にかイスに掛かり壁に掛かり時間が過ぎていきます。 なんとなく座っていると教会の設計を安藤忠雄に依頼し今もこの教会を管理をされている方が来られ、ちょっと話をすることが出来ました。本当に予算がなく、設計者、施工会社、信者さんが自分の時間を削りながら造り上げたということ、もともとはスリットにガラスをはめ込む予定はなかったが信者さんには高齢者も多く寒さに耐えられないということからスリットを今の仕上げにしたこと。今でも安藤忠雄が突然やってきて空間を確認していることなど。建築家が設計をして、みんなで作って、みんなで管理してる理想的な、うらやましい建築です。 名称:日本キリスト教団茨木春日丘教会 住所:大阪府茨木市北春日丘4丁目3-50 TEL:072-627-0071 / FAX:072-627-7716 設計 |